【建て替え協議】旧耐震マンションって売れる？

 

ある日のこと…お客様からこんなご相談が。

 

「住んでいるマンションが建て替えをするんだけど、建て替えを機に手放して地方に住み替えたい。」

 

お客様がお住まいのマンションは、

・1970年完成、築53年の旧耐震

・数年前から建て替え協議をしていたけど、つい先日、住民の賛成が集まった

（マンションの建て替えには、すべての区分所有者の4/5の賛成が必要となります。）

とのことで、共用部分が古くなってきたし建て替えには賛成だけど、東京から離れるいい機会になるから売却したいとのことでした。

 

 

住民の賛成が集まり建て替え決定したということで、これから準備期間を経て約5年後あたりから建て替え工事が始まるようなイメージです。

建て替え工事中は、当然、別の場所に移り住まなければなりません。

別の場所に住むということでその分の家賃が発生するほか、解体費、建設費、設計費等々も住民で負担するため、建て替え時には1戸あたり、大体〜3000万円程度かかると言われています。

（持分の広さやマンションの戸数等により、それ以上の負担が発生する場合もあります。）

 

そんなデメリットがあったら、買い手が見つからないのでは…と思いますよね。

新築マンションの値上がり続けている今ならではですが、

実は、建て替えがされる旧耐震マンションを購入して、新築マンションを相場よりも安く手に入れたいという方もいらっしゃるんですよ。

 

たとえば、文京区内で、建て替えが決まった築50年の旧耐震マンションがあるとします。

広さ70㎡、間取り3LDK、販売価格4,000万円だとして、負担額が3,000万円かかる場合、7,000万円で新築マンションが手に入るわけです。

 

現在、文京区で、70㎡の新築マンションを購入するとなると、1億円を超えてきます。

上記はあくまで例ですが、そのように考えると案外割安な気がしませんか？

 

現金の持ち出しが必要であったり、マンションをローンで購入した場合は年単位で家賃とローンの2重の支払いがあったり、建て替え後に広さや間取りが変更されることがあったりと、メリットだけではないですが、新築マンションを購入するよりも良いのではと興味を持たれる方もいらっしゃいます。

 

売却を検討されている方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。

 

それではまた。