相続登記が義務化？空き家問題の深刻化について

来年から「相続登記が義務化」されるってご存知ですか？

相続登記とは、【不動産の所有者が亡くなった場合に相続人への名義変更を行う手続き】です。
いままで相続登記は義務ではありませんでした。
登記されている所有者が亡くなり、その後相続登記がされないと誰のものかわからない不動産となってしまいます。
その結果、売却も立て直しもできないような空き家が増え、民法の見直しに至ったのです。

相続登記の義務化は、令和6年施行の予定です。
内容としては、相続登記の申請には施行後3年間の猶予期間があり、
正当な理由がないのに不動産の相続を知ってから3年以内に相続登記の申請をしない場合は10万円以下の過料が科されることがあるというものです。
ここでいう正当な理由は、関係者が多く書類を集めるのに時間がかかったり集めることが難しかったりといった場合です。
そのような場合は罰則対象にはなりません。

相続した空き家の売却で譲渡所得から最大3000万円の特別控除が受けられる場合があります。
この特別控除は今年末まで適用される予定なので、今のうちなら大幅な減税が受けられるということで、
今年は駆け込みYearなんですよ。
特別控除について、詳しくは過去の記事で！

相続した古い家。3000万円の特別控除は受けられる？
https://harimazaka-fudosan.com/blog/detail/20221104194740/

自分は住まないから、空き家だから…
そう考えて相続した物件をそのままにしておくのは、あまりメリットがないのです。
相続した物件をどうしたらいいかわからない時には、不動産に相談してみるのも手ですよ◎

それではまた。