連棟式の売却ってできるの？

連棟式建物とは、2戸以上の建物が一体となっていること（二戸一、三戸一等）を言います。

屋根や壁が隣の建物と繋がっていて、構造部が一体となっています。

戸建でありながら、壁の向こう側は隣家というマンションのような性質も持ち合わせているので、

戸建の要領で解体すると、お隣さんのお家の壁がなくなってしまいます。。

 

さて、まず通常の戸建の解体費用についてご説明を。

 

【戸建の解体費用】

戸建の解体費用の相場は、構造ごとに
木造：3～5万円/坪
鉄骨造：5～7万円/坪
RC造：6～8万円/坪

程度となっていて、やわらかい材質ほど安く、頑丈であるほど高くなります。

たとえば延床面積30坪の戸建を解体する場合にかかる費用は、

木造：90～150万円

鉄骨造：150～210万円

RC造：180～240万円

程度が相場となっています。

（過去ページ引用）

 

※接道状況等によって上がるため、上記はあくまで参考値です。

 

 

【連棟式建物の解体費用】

連棟式建物の場合、隣家の壁補修費用や、重機での解体でなく手作業での解体も必須となるため、費用が上乗せされます。

インターネット回線が共有となっている場合もありますから、入念な事前確認が必要です。

また、勝手に他人の家の壁を壊すわけにはいきませんから、隣家の承諾も必須となります。

 

屋根のみがつながっている場合や、壁がべったりとつながっている場合等、状況によって上乗せ費用が大きく変わります。

現場の状況によっては、100万円以上上乗せとなり戸建の解体費用の2倍になってしまうケースも。。

複数の解体業者に見積りを取って、吟味することが大切です。

 

 

連棟式建物はローン審査が厳しいから、解体してからでないと売れない。。といった話を聞きますが、そのようなことはありません。

一般の方が住宅ローンを組んで購入するには、ハードルが高めではありますが、連棟式建物の買取を行っている不動産業者もいます。

隣家への承諾や見積もり比較等、様々な問題がありますので、解体する前に、不動産業者に売却してしまうのもひとつの手かと思います。

お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

それではまた。