借地権の売却成功へのポイントとは？

 

今回は以前ご相談がありました借地権の物件でのお話をいたします。

 

まずそもそも借地権とは？

借地権はその名の通り『土地を借りる権利』を差します。

所有権は、土地を引き渡された後は自由に使用したり売却したりできますが

借地権は地主さんの承諾を得て売却をすることがほとんどとなります。

借地権には、地上権と賃借権がありますが簡単にいうと

地上権は、『地主さんの承諾書がなくとも譲渡・転貸ができる』

借地権は、『地主さんの承諾書がないと譲渡・転貸できない』　となります。

あくまでも土地は自分の所有にはならず、権利だけを得てその上に建物を建てるという形になります。

 

 

物件購入にあたり、借地権ではなく所有権をご希望されるお客さまは確かに多いですが

借地権のメリットを理解されており、あえて借地権を購入されるという方も実際にいらっしゃいます。

また、最初は「借地権はちょっと・・・」と敬遠しているお客様でも、きちんと借地権についてのお話をしてメリットをご理解いただけて購入というお客さまもいらっしゃいます。今回の売却がまさにそうでした。

 

 

では、借地権のメリットとはどのようなものなのでしょうか？

 

借地権のメリット

 

メリットは大きく3つ

①所有権の7～8割の値段で土地を利用することができる

最大のメリットと考えても良いのが、この金額ではないでしょうか。

どうしてもこのエリアに住みたい、けど所有権ではとても手が出ない。

そんなとき7割ほどの金額で購入ができたら嬉しいですよね。

 

 

②固定資産税を払わなくてよい

土地の上に住んでいるのは借地人ですが、その土地を所有しているのは

あくまでも底地人ですので、固定資産税は所有している底地人が払います。

都内ではその年の1月1日の現況にもよりますが、固定資産税の額もばかにはなりませんので、これも大きいポイントですね。

 

③半永久的にその土地を借りることが出来る（契約更新ができれば）

普通借地権や旧法借地権では、借地人の希望があれば更新が出来、正当な理由が無ければ地主さんは更新を拒否できないため

半永久的にその土地を利用することが出来ます。

 

 

このようなメリットを私たち不動産会社がお客さまに対して丁寧に説明し、ご理解いただきそれを強みとして活かせるかが売却成功へのポイントになりますね。

 

 

借地権の売却・買取依頼もお待ちしております。

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